どじはなぜ
    - 2005/04/20(Wed) -
    ある秋の日の夕方。

    バス旅行に出かけ、楽しい一日を終え帰宅してすぐ、
    「散歩に行かないと犬が可哀想や」と
    姉と犬の散歩に出た当時9歳のどじは、
    家の近くの県道で事故に遭い、亡くなりました。

    片側1車線の信号機のない横断歩道。
    手前の車線は渋滞していて、
    渋滞車の1台が横断歩道を塞いで停止していました。

    そのため、横断歩道の手前で立ち止まっていましたが、
    連れていた犬が先に渡り始め、
    犬を先頭にどじが反対車線に出たところを、
    徐行せずに走ってきた2トンダンプカーに轢かれ、即死しました。

    加害者は8.5メートル手前で
    車の間から出た犬の頭を確認していますが、
    犬だけだと思い込み、
    犬なら轢いても構わないと、ブレーキを踏みませんでした。

    どじは、犬が渡ろうとしていたから安心していたのかもしれません。
    横断歩道があるのに、暗くなってきたにも関わらずライトも点けず、
    徐行もせずに走ってくる車があるなどとは
    思ってもいなかったのかもしれません。

    私も長年運転経験があり、あらゆる事故を見聞きして、
    どういう状況で事故が発生するのか知識は持っていた筈なのに、
    事故の前にその道路の状況を知っていたのに、
    危険性に全く気が付きませんでした。

    事故から2年後、加害者に下った判決は、
    たったの禁錮10月、執行猶予3年。

    交通事故だから仕方ない・・と世間は言いますが、
    車は人の意志で動くのです。
    免許を持ったら運転出来る自由に、責任も伴ってくるのです。

    2005/04/20(水) 14:18:51
    この記事のURL | どじの話と 不思議な話 | CM(0) | ▲ top
    うるうると
    - 2005/04/18(Mon) -
    TVでは列車事故の悲惨な場面が繰り返し報道されています。
    この世では幸福と不幸が同時に存在していますね。

    他人が不幸な時でも自分が幸福なら、それを甘受したらいいと思う。
    ただ心の片隅に、不幸な人がいることも留めておこう。
    自分が不幸な時には、幸福な人がいるのも
    当たり前だということを理解しなければならない。
    不幸が永遠に続く訳はないのだと、
    今はそういう時期だと受け止め、待つ。
    ひたすらひたすら待つ。

    そして社会は、不幸な出来事を教訓としなければならない。
    悲惨な出来事が教訓となるならば、
    その死は活かされるのではないでしょうか。

    しかしあまりにも辛い出来事です。


    さて、今日もよいお天気です。
    この季節は木々の若葉が出て、
    山が盛り上がっているように見えますね。
    離れている山でも随分近くに見えたりします。

    そこで、宮澤賢治の童話 「どんぐりと山猫」 を思い出し、
    久し振りに読んでみました。

    「まわりの山は、
    みんなたったいまできたばかりのようにうるうるもりあがって、
    まっ青なそらのしたにならんでいました」

    全く、この季節の山はほんとうにうるうると盛り上がっているよう・・
    と思いながら続きを読むと、
    「栗の木はばらばらと実をおとし」 ているから、
    このお話の設定は秋なのですね。
    でもやっぱり、見とれるくらい山はうるうるしています。

    宮澤賢治の童話は、生きる意味を教えてくれます。
    どの話にも感動しますが、
    印象的なのはやはり「銀河鉄道の夜」でしょうか。
    おそらは 「ひかりの素足」 が好きで、よく読みます。
    悲しい話ですが、読み終わってから
    静かなちからが湧き上がるように感じます。 

    2005/04/18(月) 09:32:14
    この記事のURL | ひとりごと・日常 | CM(0) | ▲ top
    なぜにどじ?
    - 2005/04/17(Sun) -
    どじ は息子のニックネーム。

    近所のおじさんが息子を可愛がってくれて、
    一緒に犬の散歩に行ったり、
    一緒に買い物に連れて行ってくれたり、
    ゴムで飛ぶ飛行機をつくってくれたり、
    夏休みの宿題なんかも手伝ってくれたり・・。
    いないと思ったらおじさんちで寛いでいたりと、仲が良かったんです。

    ある日、息子がニコニコして帰って来て、
    「ぼく、どじやねん。」 と、言いました。

    おじさんに、「どじ」 と呼ばれているそうな。
    いつもドジしているから、だって?

    それを聞いて、人の子をドジだなんてと一応思いましたが、
    おじさんの息子を呼ぶ、 

    「おぅい どじ」 

    と言う言葉が、とっても優しいんですね。
    それに何よりも息子が喜んでいる!

    そんな訳で、息子は どじ なんです。

    2005/04/17(日) 02:42:28
    この記事のURL | どじの話と 不思議な話 | CM(0) | ▲ top
    空の思い出
    - 2005/04/16(Sat) -
    ある日のことです。

    息子が帰宅するなり、
    「空がきれいやなあ、おかあさん」 と言いました。

    その日の空はとても美しく、どこまでも澄みわたっていました。

    ご近所の方の話によると、息子はランドセルを放り出し、
    空き地に寝転んでずっと空を眺めていたそうです。

    私は急ぎの用があって、手を休めることなく窓の外を眺めただけで、
    本当にきれいやねと答え、空が何故美しいのか説明したのですが、
    あとでそのことをとても後悔しました。

    それから半月後、息子は交通事故で亡くなり、
    二度と一緒に空を眺めることは出来なくなりました。

    空を見るとその時のことを思い出して辛かったのですが、
    今は、あの時の息子の気持ちに近づきたくて、よく空を眺めます。

    雲が流れていくのを見るのは飽きません。
    澄んだ美しい空も、雲が流れていく空も、雨粒が落ちてくる空も、
    どれも美しいと感じます。

    世界には美しいものがあるなあ・・
    そう思うとき、少し幸せな気分になります。

    2005/04/16(土) 09:43:05
    この記事のURL | どじの話と 不思議な話 | CM(0) | ▲ top
    | メイン |