邦画と字幕 続き
    - 2007/09/27(Thu) -
    邦画の日本語字幕。
    聞こえない人にとってはなくてはならないものです。
    字幕がある=ありがたい と言うような軽いものではありません。
    (ありがたいという言葉が軽いという意味ではありません)

    映像だけで全てを知ることは不可能です。
    1、2行だけで説明できるような、大筋の理解ならできるかもしれませんが、
    それでは意味がありません。
    ストーリーを知っていても、重要なシーンでの会話がわからない。
    その言葉に重みがあるのに、わからない。
    それはとても残念なことだと思います。

    「0(ゼロ)からの風」 は広く社会に伝えたい、
    多くの人に知っていただきたい内容の映画です。
    ですから是非日本語字幕をつけていただきたいと思いました。
    そこで映画制作会社に字幕をつけていただくようにお願いしました。
    私の他にも、聴覚障害を持つ方からの同じ要望のメールがあったそうです。

    私は制作に関わっている者ではないですが、
    何か良い方法はないかと、このブログでお世話になっている
    かがやきパソコンスクールの代表である 益田さんに相談してみました。
    聞こえなくても安心して学べる場所をつくろうと、パソコンスクールを立ち上げた方です。
    殆どブログだけのお付き合い、一度お会いしたことがあるだけなのに
    厚かましい私のお願いに応えてあちこちにご相談下さり、
    (株)キューテック の方を紹介して下さいました。
    フィルムに字幕を入れる方法ではなく、
    別の方法での協力を申し出て下さったのですが、
    残念ながらそれは実現することはできませんでした。
    また予算と時間的制約により、フィルムの字幕版制作も不可能となりました。
    しかしその後字幕選択可能なDVDが製作されることになり、
    字幕テキストの制作には、(株)キューテック にご協力いただいたそうです。
    ご紹介いただいた益田さん、キューテック様、ありがとうございました。

    9月1日から企業や学校を対象にしたDVDの貸し出しが始まり、
    公共のホール、劇場などでもプロジェクターを使っての上映ができるようになりました。

    先日、埼玉県川口市で初めて字幕付きの上映が行われました。
    鶴ヶ島で出会ったろうの方が、「観たかった映画なのよ」 と
    言っておられ、私も嬉しく思いました。
    3回上映のうち1回のみ字幕付きが上映されましたが、
    反応はどうだったのでしょうか。

    10月20日(土)に行われる滋賀県での上映会では、
    3回上映、3回とも字幕付きで行います。
    字幕なしを観たいという声もあると思いますし、
    観る人が字幕付きか字幕なしを選択できるのが一番よいのですが、
    上映回数が多いわけではないので、全ての人が時間を選べる方法を取りました。
    字幕があっても困る人はいませんが、
    字幕がなければ困る人は必ずいるわけですから。

    2007/09/27(木) 13:25:45
    この記事のURL | | CM(0) | ▲ top
    邦画と字幕
    - 2007/09/16(Sun) -
    洋画に字幕があるのは当たり前ですが
    邦画には日本語字幕がついていない。
    それが当たり前と考える人は多いけれど
    当たり前のことでしょうか?

    字幕は、言葉が理解できない人のためにあります。

    洋画の場合は、外国語が理解できない多くの日本人のために
    字幕が準備される。
    邦画は理解できるから、字幕を特に必要としない。
    でも日本に住んでいる日本人で
    音声による言葉が理解できない人も多くいる。
    主に聴覚障害を持つ人がそれに当たる。

    たまに 字幕版を上映するシネマハウスもある。
    字幕が付く映画も少ないけれど、上映される回数も少ない。

    フィルムに字幕を入れるのは費用も手間もかかると聞いたことがある。
    DVDになら字幕を入れやすいが、
    DVDの種類によっては、画質がフィルム版と比べて劣るそうだ。
    でも素人には違いはわからないらしい。

    だから字幕版が少ない のかもしれないけれど、
    字幕版を作ろうとしない という映画製作者には疑問を感じる。
    多くの人に見てもらいたいと思うなら、そこにバリアを作ってはいけないと思う。

    字幕版を別室を設けて上映 と言う話も聞いたことがあるけれど
    それにも疑問を感じる。
    なぜ別室でなければいけないのだろう?
    なぜ特別でなければいけないのだろう?

    と言う私も、最初に聞いたときには特に疑問を感じなかったのだ。
    自分自身も字幕が必要な難聴者であるにも関わらず。
    なんとなく ああ 聴覚障害者対象だなと思ったのだけれど、
    そう思う自分もバリアを持っているのだ。
    今まで当たり前だと思っていたことでも、
    視点を変えれば、それは当たり前ではなくなる。

    邦画に日本語字幕をつけることに対して
    違和感を感じる人がいるらしいけれど、
    ただ慣れていないだけの人も多いのでは?
    一部の人を除いて、字幕が邪魔だという人は少ないのではないかと思う。
    むしろこの高齢化社会、
    加齢と共に聞こえが悪くなる人も増えてくる。
    字幕付きを求める声は増えてくるのではないだろうか。

    車椅子や足の不自由な人のためのスロープの隣に
    階段が設置されているように、
    邦画も字幕付き、なし、どちらでも自由に選べるようになればよいと思う。

    10月に行われる滋賀県での
    「0(ゼロ)からの風」 の映画上映会では
    3回とも全て字幕付きで上映することになりました。
    いつ誰が見ても 理解できる、バリアフリーの上映会です。
    フィルムではないですが、映像の美しさを追求する映画ではないので、
    別にかまわないと私は思います。

    「0(ゼロ)からの風」 DVDの字幕製作には
    このブログでお世話になっている 益田さん のご紹介で
    ある企業が協力して下さいました。

    続きは次回に。

    2007/09/16(日) 19:05:40
    この記事のURL | | CM(0) | ▲ top
    生命のメッセージ展in鶴ヶ島
    - 2007/09/11(Tue) -
    埼玉県鶴ヶ島市 は
    海に近いわけでも 湖があるわけでもないのに
    島 という字がついているんですね というと
    あーほんとだねー と
    お世話になった 手話サークルの方が言いました。

    鶴が舞い降りる木があるらしいです。
    以前は鶴がたくさんいたそうです。

    鶴 という字もそれでついたのでしょうか?
    調べてみたけれどわかりません。

    さて
    生命のメッセージ展in鶴ヶ島
    無事終了となりました。

    会場となった富士見公民館
    200709111.jpg

    台風一過の鶴ヶ島は暑くなりました。
    会場のひまわりの花が夏の名残を感じさせます。
    200709112.jpg

    自然に流れるような展示です。
    200709113.jpg

    公民館利用のサークルの方々がボランティアをして下さっていました。
    手話サークルの方も。
    聞こえない方もお越しくださいました。
    私も通訳していただけて、理解できること、話ができることが大変嬉しかったです。
    ありがとうございます。

    ボランティアの方々です。
    200709114.jpg

    右の壁側の展示は、お友達が作ってくれた正林幸絵さんコーナー。
    ここは彼女のなじみの公民館です。
    幸絵さんは飲酒運転の犠牲者です。

    飲んだら乗らない。
    飲むなら乗らない。
    飲んでいるなら 運転させない。
    心がけ次第で事故は起こらない。

    オブジェにかけられているのは点字プレート。
    200709115.jpg

    40字程度にまとめられています。
    この公民館で活動している点字サークルのご協力で作られたそうです。

    私は聞こえが悪いから、聞こえに関する配慮には気が付きやすいですが、
    視覚障害をお持ちの方のことは詳しくはない。
    盲ろうの方とたまにお話はしますが、触手話もあまり得意ではありません。
    ですから点字の配慮などは実行に移したことはありませんでした。
    自分の知らないことに対しては気が付かないものですが、
    詳しい方にしていただくことによって、知らない者でも気が付くことができる。
    お互いの得意分野を活かすことで、知を広めることができますね。

    メッセージ展は会場によって雰囲気はさまざま。
    今回は公民館という地域の拠点でもあったせいか、
    普段着のあたたかさがありました。

    メッセージ展は普段の視点で見ればいい。
    構えて見る必要はないのです。
    それぞれの感性で感じればよいと思う。

    「生命のメッセージ展」
    お近くで開催される際には
    ぜひ 覗いてみてくださいね。

    2007/09/11(火) 20:20:37
    この記事のURL | いのち、事件・事故 | CM(0) | ▲ top
    - 2007/09/06(Thu) -
    200709061.jpg

    夕方虹がかかっていた。
    かかる という言葉が本当にぴったりの
    大きな虹だった。
    カメラを持っていなくて携帯写真だけれど
    カメラでもとても全ては撮れそうにない。

    ああ 美しいなと
    ただ 感動する。
    雲が流れていくのを見て
    世界には美しいものがあるなあと 
    静かに嬉しく思うのと同じに。

    こんな大きな虹を見たのは5、6年振り。
    同じ場所で 似たような夕暮れ時だった。
    あの時はまだ 虹を眺めに行く気持ちになれなかった。

    自転車で少し走って、ホテルの向こう側に行けば
    夕焼けが美しい。

    200709062.jpg

    振り向いて 夕焼けを眺めて
    虹を見上げようと視線を戻したときには
    もう 虹は消えていた。

    一瞬は はかない。

    台風の北上と共に
    お天気は回復に向かっている。
    関東ではこれから台風が上陸するようで
    雨と風が激しいらしい。
    被害が出ないとよいけれど。


    明日から埼玉・鶴ヶ島で
    生命のメッセージ展が開催される。

    その頃には嵐も去り
    静かになっていることだろう。

    2007/09/06(木) 21:18:17
    この記事のURL | ひとりごと・日常 | CM(0) | ▲ top
    | メイン |