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    文楽鑑賞教室2
    - 2006/06/23(Fri) -
    舞台裏を見学させていただいたあと、客席へと向かいます。
    人形はそれほど大きくないのに、舞台はけっこう広いです。

    さて、開演。 
    幕が上手 (向かって右手) から下手 (向かって左手) へ
    最初はゆっくりと、そしてだんだん早くなって開いてゆきます。
    恥ずかしながら実際に幕が開くのを見たのも初めて。
    あれは人が開けているのですよね?
    幕の開き方から感心していた私です。 (初心者バレバレ)

    舞台の上部には横に細長いスクリーンがあり、
    床本 (浄瑠璃本) が字幕表示されます。
    リアルタイムで台詞と歌が表示されるので、
    聞き取りにくい私でも楽しめるし、意味も理解出来て良いですね。
    ただ現代にはなじみのない言葉がたくさん出てくるので、
    ところどころわからないのですが・・・。
    でもそれにも興味が持て、面白いものです。

    何年か前に、文楽に字幕表示が付き、聴覚障害者も楽しめるようになった、
    というニュースがありましたが、そのときから字幕表示されるようになったのでしょうか?
    聞こえる人でも、字幕表示はありがたいと思いますが、
    通の人はまた違った感じ方をされるかもしれませんね。

    嬉しい字幕表示ですが、上部にあるので、
    字幕と舞台を同時には見られず、
    慣れないうちは舞台を見るのがおろそかになってしまいました。

    他に同時解説のイヤホンガイドも借りられますから、
    それも使用すれば、より理解できるようになるだろうと思います。


    五條橋が始まります。
    京都五條の橋の上での、牛若丸と弁慶との出会いのシーン。

    牛若丸の軽い身のこなし。
    弁慶の力強い動き。
    三人の方の息が合っていないと
    あのような表現はできないでしょうね。

    その後
    太夫、三味線、人形遣いの解説があり、
    野崎村の段の舞台が始まりました。


    大阪の油屋に奉公している久松と、店の娘お染との悲恋の物語です。
    店の金を騙し取られ、実家の野崎村に帰された久松を
    お染が追ってくる場面です。
    久松は、父・久作の妻の連れ子、おみつとの祝言が決まりましたが、
    久松とお染が心中を決意しているのを知ったおみつは、尼となって身を引くのです。
    2人が大阪へ戻っていくまでの場面の上演でした。

    おみつが料理をするシーンでは、本当に大根を切るのですね~。
    おみつのうきうきした様子、恥じらっている様子、そして嫉妬、
    落胆、諦め・・・

    吉田勘弥さんが主遣いでしたが、
    楽屋でお話させていただいた時とは違う、
    おみつの心になりきっているようなお姿が印象的でした。
    人形遣いの三人のうち二人は黒子姿です。
    三人で一体の人形を動かしているのに、
    人形のみが生き生きと動いているように感じます。

    久松や久作、お染との掛け合いにも見入ってしまいました。

    登場人物は他に
    久松を返しに来た男、下女、お染の母親、駕籠かきの男、船頭といましたが、
    それぞれの生き生きとした動きに魅了されました。

    人形の顔や手の動きに、感情が表現されている。
    僅かな手の向きにも想いが現れている。
    人情を語るような浄瑠璃や三味線。
    語りは一人が複数の台詞を言うのですが、
    感情も込めて語るのは、難しいでしょうね。
    三味線も音の強弱や弾き方によって、感情を表現しているそうです。
    この辺は、聞こえが悪い私ははっきりわからなかったのですが、
    雰囲気は伝わってきます。
    文楽は、人の心を表現していますね。


    恋の心中話。
    今時は流行らないものです。
    観客の高校生達にも、理解できない子が多かったのではないかな?

    私も、「別に死ななくてもいいやん!」 と思うタイプの人間です。
    義理人情に疎いと思われるだろうけれど
    生きていればこその人生。

    しかし人形や音楽で表現されたものの中から、
    それに至るまでの感情、心の動きに
    想いを寄せることはできると思います。

    想いを人形に託し表現できる文楽、
    素晴らしい芸術ですね。

    と 知識も足りないまま初心者なりの感想を書いてみましたが、
    何度も見るうちに、物語に込められた意味を
    理解できるようになれるかもしれませんね。

    これを機に、是非また訪れたいと思います。

    ブログを通じても、世界は広がるものですね。
    きっかけを与えてくださった藤十郎さん、ありがとうございました。

    2006-06-23
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