ある日
    - 2008/05/21(Wed) -
    地下鉄の通路を歩いているとき
    前を歩いていたおばさまが
    ハンカチをはらりと落とした。

    思わず拾って声をかけた。

    でも気付かなかったようで、
    追いかけて、肩をたたいて
    ハンカチを渡す。
    びっくりしたような顔で
    私を見るおばさま。
    そして嬉しそうに、御礼を言われた。

    丁度私が行こうとしている場所と
    そのおばさまの行こうとしている場所が同じで

    その場所の受付の
    上品な感じの受付嬢が
    上品な声の大きさで案内を言ったとき

    聞き返したところで聞き取れない私は適当に判断し
    適当に相槌を打つのだけれど
    そのおばさまも なんとなく私と同じ雰囲気で
    なんとなくぎくしゃくしているから、
    ああこの方も聞こえが悪いのだなと
    でも 聞こえませんという言葉を言えないのだなと
    わかってしまった。

    私よりは聴力は
    このおばさまの方が断然上だと思うけれども。

    上品な声が全ての人に通じるものではないということを
    多くの人と接していても
    この受付嬢は想像することはないのかもしれない。

    おばさまも聞こえるふりをしなくてもいいように
    自然な感じで聞こえないことを
    伝えられるようになれたらいいけれど
    けっこう難しいことでもあると思ったり。

    別の場所のコーヒーショップで
    並んで順番待ちをしているとき、
    なんとなくレジの女性を見ていた。
    若くて笑顔の素敵な女性で
    ハンバーガーショップのお姉さんのような
    慣れた笑顔ではないけれど。

    私の2人前は年配のおばさまで
    順番待ちをしていたときからずっと
    何にするかメニューを見ながら考え中。
    そしておばさまの番になり、
    でも直前まで迷っていたらしく、
    ほんの少し注文するのに時間がかかる。

    するとそのレジの女性、
    さっきまでの笑顔から
    瞬時に変わった冷たい表情。

    注文を受けたら
    さっと笑顔に戻ったけれど。

    待っているときの彼女が
    本当の姿であるのかなと
    自分の番になったときには
    聞き漏らすことがないように
    なんとなく緊張したりして。

    かわいい女性なのに
    もったいないなと思ったけれど
    自分も若いころは
    そんなときがあったのかもと思ったり。

    2008/05/21(水) 00:10:26
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