バリアフリー上映会
    - 2008/07/09(Wed) -
    先日、邦画 「西の魔女が死んだ」 の
    バリアフリー上映会があると知り、少し遠いけど行ってきました。
    聴覚障害者のための日本語字幕と
    視覚障害者のための音声ガイド付。

    その劇場は3年前に一度行ったきり。
    HPで調べたものの詳しく見ていなかったので、入場システムがわからない。
    開場前に入り口の前で説明しているようだったけど
    聞き取れずによくわからない。
    バリアフリー上映会であるなら、手話で説明できる人を準備して欲しいと思いながら、
    他に聴覚障害の方がいるのではと見渡してみたけれど
    手話をしている人も見かけないし、誰もいない模様。
    とはいえ、聴覚障害は目に見えないからわからないですね。
    補聴器の貸し出しをした際に、申し出が一人もいないのを
    聴覚障害者の来場がないものと思い込んだり、
    普通に話をしている私を見て、
    耳が悪いとは誰も思わないのと同じですね。

    人の動きを見ていると、どうやら
    チケットに記載してある整理番号順に入場、自由席らしい。
    視覚障害の方も数人おられるのが見える。

    上映前にも、バリアフリー上映会についての説明などがあったけど
    半分ほどしかわからないまま、上映が始まった。
    そして気が付いた。
    音声ガイドは必要な人のみに準備されるのではなく、
    会場にいる全員に聞こえるのでした。
    それも科白と同じくらいの音量の
    はっきりとした発音なので、
    いくら聞こえの悪い私にでも聞き取れる。
    全体的に音量を上げていたようにも思う。

    これは、視覚障害の人にとっては、映画を楽しめてとてもよいですね。

    だけど殆ど音の 「間」 がない状態で、
    集中できず非常に観にくく残念に思いました。
    私には音声ガイドの声が主となって耳に入ってくるのですが、
    正常に聞こえる人は、
    重なる背景の音や声も聞き分けれらるのでしょうか?
    聴覚障害の方も
    残存聴力がある人や、補聴器を使用している人は
    音の区別がしにくいだろうと思います。

    日本語字幕を 「邪魔だ」 「集中できない」 と言う人も
    似たような感じ方なのかとふと思いましたが、
    音声ガイドと字幕とはまた別のようにも思います。

    両方付いた上映会では
    主に視覚障害の方を対象にしているのでしょう。

    誰もが楽しめるように、
    音声ガイド付き、字幕付き、どちらもなし を
    分けて上映してもらうのが理想ですね。

    でも現実にはバリアフリー上映を行える劇場は限られており、
    今回も近畿では5ヶ所のみ。
    字幕版のみは3ケ所だけになる。
    しかも遠い。

    映画も、最初からバリアフリーを考えて製作する作品が少ないのは残念です。
    もちろん費用の問題もありますが。

    バリアフリーというのも、
    不自由を感じる立場から見てしまいますね。
    以前障害のある子供さんを持つ一人の方が
    コンサートと一緒に 「バリアフリーな上映会」 を行いました。
    「四分の一の奇跡」と言う映画のミニバージョンで、
    観たかった映画でもあったのでメールで問い合わせたところ
    字幕はないとのお返事でした。
    映画にはテロップも多く、全くわからないわけではありませんでしたが
    字幕があればもっと良いのにと思いました。
    バリアフリーとなっていても、聴覚障害は対象ではなかったわけですね。
    私も今回、音声ガイド付き上映を経験し、
    自分が聴覚障害を中心に考えがちなことを改めて思いました。

    世の中には様様な不便があり
    全ての人に気遣いするのは難しいですが、
    自分の周囲から考えを広げていきたいものです。

    2008/07/09(水) 16:15:54
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