願い
    - 2013/11/19(Tue) -
    色とりどりの落ち葉が風に舞っている。
    胸が詰まるような風景。

    だけど例年のような辛さは減った。

    16年かけて
    心を落ち着かせられるようになったのか

    それとも、
    諦めるために
    16年の月日が必要だったのか

    多分どちらでもあるのだろう。


    今年は子ども達の幼い頃から撮った
    8ミリビデオテープをDVDにコピーしている。

    事故後3年くらいの時に
    何日もかけて1人で全て見た時には
    最初から最後まで泣きながら見た記憶がある。
    その後は封印したかのように
    棚の奥にしまい一度も見ることはなかった。

    十数年ぶりに見る映像は
    皆も私も若く
    子ども達は幼く
    いきいきとして
    皆が生きているのだった。
    たくさんの思い出、
    たくさんの時間を共有できたことは
    なんて幸せだったのだろう。

    私の母が1歳になったばかりのどじを抱いて
    家の周囲を歩いている。
    その頃はまだ 事故が起こった道路は完成しておらず
    土肌の下り道が続いていた。
    母の視線のその先で
    まさかどじが命を失うなど
    どじ自身も 
    他の誰も想像してはいなかった。

    涙はそれほどこぼれないのだけれど
    とても心が痛む。
    命は なんてはかないのか。

    昔から人は
    命のはかなさを嘆きながら
    それでも生きてきた。

    私も他の人も 皆同じ。
    不幸に遭わないのは幸いであるけれど
    結果で人生が決まるわけではない。
    幸福も不幸もあるということ
    それが生きるということだ。

    いつどうなるかは誰にもわからない。
    だから 
    命が大切なものであることを
    意識して 生きていくほうがいい。

    親として
    生かせてやれなかったことを
    本当に申し訳なく思う。
    同時に 
    この人生でどじと親子の縁を持てたことに
    心から感謝している。

    生まれ変われることがあるのなら
    次もその次もその次もずっと、
    もっと長く生きられるように
    人生を楽しんで欲しいと 願っている。

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