卒業
    - 2015/11/08(Sun) -
    お昼過ぎに玄関のドアを開けたら
    さっきまで小降りだった雨が糸のようにさーーっと降っている。
    梅雨の頃の雨のようです。

    雨降りの命日は気持ちが楽でもある。

    昨日はいつもの年のように事故現場の掃除+花設置、
    ずっと造花を置いてくれている友人宅にお礼に行った。

    親ができないことを続けて下さっている友人のKさん、
    ここに住み続けている間はさせてもらう、と言ってくださる。
    感謝しています。

    どじを慕っていつも
    「どじくん あそぼ」 と
    家に来ていた息子さんのSちゃん、
    もうすっかり大人だけど、
    あの頃の
    玄関を開けた時のSちゃんの表情や声、
    S、いくぞ~ とSちゃん達を引き連れて遊びに行く
    どじの姿が浮かんでくる。

    どじの同級生達やお母さん達とは疎遠になり
    会うことはないし会ってもわからない。
    そのことに少し救われてもいる。

    だけど海先生と山先生とは
    長いお付き合いをさせていただきました。
    お付き合いとはいっても、年に数回会うだけ、
    お会いして、短い時間お話しをさせていただくだけでしたが、
    救われたと思っています。

    夏のコンサートでは毎年、どじの歌を歌ってくださいました。

    天国にいるあなたへ

    でもその歌も
    今年ついに終わりが来たのです。

    今年のコンサートからは、歌わないことにされたのです。
    今年の春に定年退職された海先生は
    今は別の仕事に就かれています。
    コンサートで見た先生は、
    新しい人生のステージに立たれた と感じました。

    毎年、
    いつまで歌ってくださるのだろう
    命日にいつまで来てくださるのだろう
    と考えました。
    いつか終わりが来ることも。

    寂しいですが、
    長い間コンサートで歌ってくださったことに感謝し、
    ご理解くださったメンバーの皆さまにも感謝しました。
    命日にもいつも山先生と2人で来てくださったことにも
    心から感謝しました。

    命日に来てくださっていたのは、
    毎年、コンサートのステージに飾る花を
    贈っていたからだと思います。
    歌を歌ってくださるのはとても嬉しいことです。
    せめてものお礼の気持ちでしたが、
    命日にも毎年来てくださいました。

    お忙しいのに申し訳ないと思いつつ、
    私から辞退することはできませんでした。
    命日に来てくださること、歌を歌ってくださることは、
    とても大きな慰めだったのです。
    勇気づけられ、励ましていただきました。
    おかげさまで今の私があると思っています。

    ですが、私も
    区切りをつけなければなりません。

    今年も、最後にと
    お花は贈らせていただきましたが、
    お気遣いは無用の旨 申し出ました。

    さすがに辛く、
    その後1ヵ月程は思う度に涙しました。
    ですがその涙は
    今までのような絶望の涙ではなく、
    卒業の涙のように思えました。

    卒業できなかったどじに、
    ようやく卒業の時がきたような気がします。
    私も 多くの思い出を胸に
    新たな道を歩んでいこうと思っています。

    そして迎えた 今日の命日。

    海先生と山先生の姿はないけれど、
    お2人の心 記憶の中に
    どじはずっと生き続けてくれていると思います。
    きっと 時には思いだしてくださるでしょう。

    どじは本当に、人に恵まれていた子供でした。
    先生方と出会えて、
    良かったね どじ。

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